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イギリスのオーディション番組で優勝したピアニストが凄すぎる!!【Tokio Myers】

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photo: Twitter @tokiomyersworld

みなさんは世界的にも有名なイギリスのオーディション番組"Britain's Got Talent (略称: BGT)"をご存知でしょうか。アメリカのオーディション番組"America's Got Talent"のイギリス版で、スーザン・ボイルポール・ポッツといった世界的にも有名な歌手を排出しています。みなさんも一度はそのオーディションの映像を見たことがあるのではないでしょうか。

 

今回ご紹介するのはそのBGT2017年シーズンの覇者、ロンドンのピアニストTokio Myers (トキオ・マイヤーズ)。彼の奏でる音楽はまさにクラッシックとモダンの融合。まずは彼がオーディションで披露したの最初のパフォーマンスをご覧ください。

 

 

 

●トキオ・マイヤーズのファーストアクト

 彼は作曲家ドビュッシーの「月の光」とイギリスのシンガーソングライターEd Sheeran(エドシーラン)の"Bloodstream"(YouTube)をミックスさせた音楽を披露。4人の審査員から大きな評価を獲得しました。特に辛口の審査員として知られるサイモン・コーウェルも「かつてない素晴らしいパフォーマンスだ」と絶賛しました。

 

●セミファイナルでのパフォーマンス

 セミファイナルではポップ歌手リアーナの「ダイアモンズ」(YouTube)を披露。ファーストアクト同様のピアノとサンプリングパットでの演奏に加えて、音楽に合わせてピアノが上昇するダイナミックなパフォーマンズが披露されました。視聴者投票の結果、シーズンを通して10人だけが出場できる決勝戦へ駒を進めます。

 

ファイナルでのパフォーマンス

セミファイナルの視聴者投票で選ばれた10人のファイナリストが競う決勝戦で、トキオは映画『インターステラー』のテーマソングとイギリスのシンガーソングライターRag'n'Bone Manの"Human"(YouTube)をミックスさせた音楽を演奏しました。決勝戦でのパフォーマンスではピアノとサンプリングパッドに加えて、シンバルと大勢のコーラスが追加され、圧巻のパフォーマンスを披露しました。決勝戦の最終投票で全投票の24.2%を獲得したトキオ・マイヤーズは見事BGT2017年シーズンのチャンピオンとなりました。

 

Tokio Myersってどんな人物?

輝かしい音楽のセンスと芸術的な感性とは対照的に、彼の過去には深い闇がありました。恵まれない地域で育ったトキオは父親が買ってくれたキーボードをきっかけに音楽に熱中し、ある意味ではピアノが自分の周囲を取り巻くネガティブな環境をポジティブなエネルギーに変えてくれたと語っています。しかし彼が11歳の時に悲劇は起き、彼の通っていた学校の校長先生が一人の生徒をギャングから守ろうとして刺され亡くなってしまいます。その時にトキオは恩師でもある音楽の先生に教室から連れ出されたのだとか。それ以降トキオと音楽の先生(Mr. Morgan) には教師と生徒の関係以上の絆が生まれたと言います。彼のセミファイナルをサプライズで観覧に来ていた恩師のことを「偉大な男であり、友人である。彼は私に大きな、大きな影響を与えてくれた。私が進むべき道を示してくれた」と語っています。

 

彼がオーディション番組を優勝するまでの才能を開花したのも、闇の深いを乗り越えるほどの強い支えがあったからなのでした。そしてオーディションの審査員と観客を魅了したのは彼の素晴らしい才能だけでなく、彼の謙虚さにもありました。彼は自分がこの素晴らしいステージに立てるのは恩師を始めとする周りの人々の支えがあるからであることを終始口にしています。

 

少し遅咲きでもあるイギリスのピアニストTokio Myers。2017年8月には、彼のオーディションで審査員を務めた音楽プロデューサーサイモン・コーウェルによって、トキオとイギリスのタレント事務所"SYCOエンターテイメント"との契約が成立しました。彼の今後の活躍が非常に楽しみで目が離せません。近い将来日本での公演が開催されることを切に願っています!