"HORIZONS"

あなたの世界を"ちょっと"広げる情報を紹介

本当に効果のあるインフルエンザ予防法とは。マスクの習慣が無い外国ではどんな対策をしているの?

f:id:widenhorizons:20200603205023j:plain

 

毎年冬の季節にやってっくるインフルエンザ流行。皆さんはどんな対策をしていますか?

 

日本人の私たちにとって、予防策としてすぐに思い浮かぶのがマスクの着用ではないでしょうか。

ところが以前「インフルエンザ予防にマスクは推奨されない」とする記事が話題になったのをご存知でしょうか。

 

マスクをすることは「感染拡大を防ぐのに有効だが、自分を守る手段としては推奨していない」(同省担当者)というのです。

 

出典:産経ニュース『インフル予防にマスクは「推奨していない」厚生労働省』より

 

そこで今回は、インフルエンザの予防策として本当に効果のある予防法を徹底検証していきます。また、日本人にとって当たり前のように使用しているマスクですが、マスクを身につける習慣のない海外の国ではどのようなインフルエンザ予防策が講じられているのか、合わせてご紹介します。

 

 

 

 

 

インフルエンザの主な予防策

 

インフルエンザを予防策としては、次のようなものが挙げられます。

 

流行前のワクチン接種

 インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されており、日本でもワクチン接種をする方が増加する傾向にあります。

 

外出後の手洗い等

 流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。

 インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。

 

適度な湿度の保持

 空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。

特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。

 

十分な休養とバランスのとれた栄養摂取

 体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。

 

人混みや繁華街への外出を控える

 インフルエンザが流行してきたら、特に御高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。

 

やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度、飛沫感染等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用することは一つの防御策と考えられます。

 

引用先:厚生労働省インフルエンザQ&A(Q7

 

 

マスク習慣のない海外でのインフルエンザ予防策は?

 

インフルエンザは世界中で流行しています。

温帯地方では冬に(南半球では7~8月)流行が見られるようです。

 

しかし、先述した通り、日本人はインフルエンザの予防策としてマスク着用の習慣はありますが、海外ではどのようにインフルエンザ予防をしているのでしょうか。

 

では、アメリカとイギリスの予防策を見てみましょう。

 

アメリカの疾病管理センター(CDC)が推奨する「日々の予防活動」

・感染した人に近づかない

・感染したら、他人にできるだけ接触しない

・熱を発したあと、少なくとも24時間以内は、不要な外出を避ける

・せきやくしゃみをするときは、鼻と口をティッシュで覆い、使用後は捨てる

・せっけんと水で手を洗う ない場合はアルコール消毒する

・手で自分の目や鼻や口に触れない

・ウイルスで汚染されていそうなものの表面を消毒する

 

イギリスの国民保健サービス(NHS)が推奨している予防策

・温い水とせっけんでこまめに手を洗う

・せきやくしゃみをするときはティッシュを使う

・使用後のティッシュは早く捨てる

 

どちらも、マスクは出てきませんでした。

 

少なくとも日米英において、健康な人がインフルエンザにかからないための対策としてマスクは推奨されていないようです。

 

まとめ

ここまで、インフルエンザの予防策、マスク習慣のない海外でのインフルエンザ予防策について、ご紹介してきました。

 

確かにインフルエンザの予防策に「マスク」は出てこないようですね。

 

しかし、東京衛生病院・医局長補佐 内科部長の倉澤聡先生によると、市販の紙やガーゼでできた普通のマスクでは、風邪のウイルスや、インフルエンザウイルスの侵入を防ぐことはできません。つまり効果が期待できないんですね。

 

感染した人が咳などをして空中に飛び出したウイルスはマスクを通リ抜けて、気道に吸入されてしまいます。

 

ただし、最近は空気中に飛び出したウイルスだけでなく、手などに付着したウイルスが口に入ってもインフルエンザ感染を起こすことがわかってきており、こうした接触感染については効果が期待できると思います。

 

また、学校や職場のような「多くの人が長い時間一緒にいる環境」において、予防のためにマスクを使うことには意義がありそうだと感じられます。

 

マスクを着用する本来の目的は、感染した人が周りにウイルスを撒き散らさないようにすることです。

 

「ワクチンの接種」や「手洗い」など、インフルエンザへの対策としてすでに推奨されている対策を心がけることを前提として、マスクの着用を「他人への感染を予防する方法」として考えても良いのかもしれませんね。