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あなたが、あの友達と仲が良い8つの理由 -人間関係を構築する8要素-

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突然ですが、あなたがいつも仲良くしている友達を思い浮かべてみてください。同性でも異性でも構いません。もしくはあなたの同僚や交際相手でもよいです。思い浮かべましたか?さて、あなたとその人は"なぜ"仲が良い・うまくいっているのでしょうか。単に気が合うからですか?では、そもそも気が合うとはどういう状態なのでしょうか。

今回は、対人コミュニケーションについての書籍で紹介されている、「人間関係を構成する8つの要素」をご紹介したいと思います。

 

 

 

 

1. 外見・容姿

ほとんどの人が「他人を外見で判断してはいけない」ということを頭では分かっていても、築きはじめの人間関係の構築において外見・容姿はその関係の発展を促す重要な要素となっています。特に男女の関係において、人の外見を好意的に思うということ自体が、その人の社会性や知性などの要素よりも、対象の人物をより理想的なものとして認識することにつながります。しかしながら、ひとたび対象の人物への第一印象が獲得されると、その後の人間関係の構築において、外見・容姿などの身体的特徴の重要性は低くなり、性格などの内面的な部分の重要性が高まってくることになります。男性と女性が時間を追うごとに惹かれ合っていくのには、この内面の部分が大きく関わっているのです。ある社会科学者によれば、「外見的な美しさは心のドアを開けるが、内面的な美しさはそのドアを開けた状態を保つ」といいます。

 

2. 類似性

「気が合う」という属性は、この類似性と多く関わってきます。我々は一般的に自分と似通った人を好む傾向にあります。例えば、お互いの性格がよく似た夫婦ほど結婚後の生活が長続きしますし、学生同士の交友関係においても、同じ成熟度であったり、同じスポーツをしたり、同じ程度のタバコやお酒を嗜む友人とうまくいくものです。コミュニケーション能力の有無に関わらず、お互いが似ているほどその友情は何十年にも続くといいます。興味深いことに、名前や誕生日が似ていることなども相手を魅力的に感じる要素になり、この類似性が将来の目標などの自分にとって重要な部分になればなるほど、その対象の人物を好意的に見れるのです。しかしながら、この類似性は個人の自尊心とも関わりがあり、対象の人物が自分の倫理とは反すること、つまり全く似通っていない相反する部分を見せられると、自尊心を守るためにその人と距離を置くことにつながってしまうのです。

 

3. 相補性

よく耳にする、「自分が持っていないものを持ってる人に惹かれる」もまた人間関係を構築する要素のひとつです。お互いが相手を必要だと思うことは、その友情を強くしますし、お互いが役割を分担することも双方が補完し合い、相手を魅力的に感じることにつながります。生物学的にもこのことは正しく、支配的な個人と受動的な個人がうまく関わっていけるのは当然と言えます。うまくいく男女の関係の中では、お互いが満足できるほどの類似性と、お互いが相手を必要とする相補性のバランスをとれていることが重要になってくるのです。

 

4. 好意の相互性

私たちは、自分のことを好意的に思う人たちを好意的に思う傾向があります。反対に、自分に興味がないひとのことをあまり気にしなくなるのも当然なのです。なぜ自分のことを好いてくれる人を魅力的に感じるのか、それは他人に認められ、自尊心が高められるからです。しかしながら、その他人からの好意がたとえ本心からの好意であったとしても、言われる対象である自分自身がその好意が何か見返りを求めた偽の好意と判断しまった場合、その人物をよく思うことはできなくなってしまいます。例えば、アパレルショップの店員さんに、「その服お似合いですね」と言われるも、自分ではそう思っていない場合、その店員さんをよく思えなくなるなんて経験はありませんか?

 

5. 能力

私たちは、優れた能力をもつ個人を魅力的に感じます。しかし、その人が自分とはかけ離れるほど卓越した存在であっても、自分と比較することによって劣等感を感じてしまいます。この二つの性質から、私たちは一般的に、優れているが少し抜け目がある個人を魅力的に感じるのです。それは、彼ら自身も私と同じような人間であると感じることができ、類似性の観点からもこのことが言えます。また、自尊心の特に高い人・特に低い個人は、抜け目のないより"完璧な人"に惹かれる傾向があるようです。統計によれば、女性は男性女性に関わらず自分よりも優れた人に惹かれ、男性はどちらかと言えば理想的であると同時にどこか人間味のあるひとに惹かれるといいます。

 

6. 自己開示

大切な秘密や情報を他人に開示するということによって、人間関係を深めることが多々あります。関係を築くをいうことはお互いをよく知るということでもあり、他人が自分と同じ経験をしていたり、同じ考えを持っていたりすることを知るという面でも自己開示は重要な役割を果たします。自己開示をされることによって、自分が相手に信頼してもらっていると感じることができるのです。しかし注意したいのは、自己開示することが必ずしも人間関係を深める訳ではないということです。自己開示には、双方が同程度の開示をし合うことが求められる相互性があるとともに、開示を行う時期も注意が必要です。初対面のひとの個人的な情報を聞いても、その人に好感を持つのは難しいですよね。

 

7. 近接した関係性

私たちは、自分と親しい関係にある人物と人間関係を構築する傾向があり、よりその人と関わるほど、関係はより発展します。例えば私たちはよく、近所の人やクラスメイト、同僚や同じ組織に在籍する人と交友関係を深めていきます。近接した関係性にあることで、お互いをより良く知ることができる場が生まれやすいのは明白ですね。この「近接した関係性」は近年インターネットの普及によって、相手が見えない場でも人間関係の構築に大きな影響を与えています。また、この親近性が逆に人間関係を大きく動かす要素でもあります。多くの揉め事は近しい関係であるほど起きやすく、家族やクラスメイト同士で喧嘩が起こりやすいのもこの近接した関係性によるものなのです。

 

8. 社会的交換性

社会的好感理論とは、私たち人間は社会行動のなかで報酬とコストの交換を行っているという理論で、これは人間関係においても同じことが言えます。自分が他人から得る有形・無形の報酬が、その人と関わることによるコストよりも大きいと判断される場合、その人との人間関係は発展するというものです。有形な報酬としては、付き合いの中で得る生活面・財政面での支えなどがそれにあたり、無形な報酬としては、名声や感情的な支え、交際関係などがそれにあたります。対して、コストとしては、嫌な仕事や感情的な苦痛などがあげられます。単純にこの報酬とコストの大小によってその人間関係がうまくいく、またはうまくいかなくなるということが起こりえるのです。

 

まとめ -人間関係を構築する8要素-

① 外見が魅力的 

② 似ているところがある 

③ お互いに補い合っている 

④ 好かれている 

⑤ 優れた能力を持っている 

⑥お互いに打ち解けている 

⑦近しいコミュニティに属している 

⑧ 関わることで利益を得ている

以上、人間関係を構築する8つの要素をご紹介しました。知っておけばこれからの人間関係の構築にも役立つかもしれませんね。あなたと既に仲のいいお友達や交際相手は、8つの要素にに当てはまっていましたか?

 

参考文献: Nelson College Indigenous; LOOK Second Edition (2014)